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7年ぶりセンバツの二松学舎大付 コロナで涙のんだ兄の思い背負い

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7年ぶり6回目の選出となった二松学舎大付(東京)の遊撃手・菊池真伍選手(2年)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2年前に夏の甲子園出場を果たせなかった兄の思いも背負い、センバツに挑む。
 菊池選手の二つ年上の兄、祐汰さん(19)は、強豪として知られる帝京(東京)の3年時に2020年の夏を迎えた。こ …

7年ぶり6回目の選出となった二松学舎大付(東京)の遊撃手・菊池真伍選手(2年)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2年前に夏の甲子園出場を果たせなかった兄の思いも背負い、センバツに挑む。 菊池選手の二つ年上の兄、祐汰さん(19)は、強豪として知られる帝京(東京)の3年時に2020年の夏を迎えた。この年、夏の甲子園と地方大会はコロナ禍で中止となり、東京都では代わりに独自大会を開催。祐汰さんもベンチ入りし、帝京は東東京大会で9年ぶりとなる優勝を飾ったが、出場できたはずの甲子園はコロナ禍に阻まれた。 この時、二松学舎1年だった菊池選手は野球部の寮におり、都内の実家に帰った際に初めて「(優勝)おめでとう」と伝えた。祐汰さんは悔しさを押し殺して喜んでくれ、逆に「これから頑張れ」と背中を押してくれたという。祐汰さんは大正大に進み、野球を続けている。 菊池選手は小学1年の時、先に野球を始めていた祐汰さんの影響で地元のクラブチーム入り。中学でも兄の背中を追って同じチームに入った。よく野球の技術を教えてくれ、「普段は優しいけど、野球になると厳しくなる」という。目標であり、超えたい存在でもある兄は「なかなか自分のことを認めてくれない。いつもダメ出しされるけど、兄に言われると、やってやろうという気持ちになる」。 二松学舎は昨秋の都大会決勝で国学院久我山に逆転サヨナラ負けを喫し、優勝を逃したが、関東・東京最後の1校として春の切符を手にした。28日午後、東京都千代田区の同校校舎内で本城学(さとる)校長から「センバツ出場決定」の吉報を伝えられた。コロナ禍もあって静かに聞き、「責任感が出てきた」という菊池選手。「お兄ちゃんが出られなかった分、自分が甲子園で頑張るよ」と報告するつもりだ。 公式サイト「センバツLIVE!」( https://mainichi.

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