Start Japan Japan — in Japanese 「6増」法案通過 自民、17日成立目指す

「6増」法案通過 自民、17日成立目指す

272
0
TEILEN

参院は11日の 本会議で、 自民党などが提出した参院定数を「6増」 する公職選挙法改正案を自民、 公明両党などの 賛成多数で可決し、 衆院に送付した。 国民民主、 共産、 日本維新の 会、 希望の 各党などは反対。 立憲民主、 自由、 社民の 各党、 参院会派「沖縄の 風」 などは退席した。 同改正案は参院先議で、 自民党は早ければ17日
参院は11日の本会議で、自民党などが提出した参院定数を「6増」する公職選挙法改正案を自民、公明両党などの賛成多数で可決し、衆院に送付した。国民民主、共産、日本維新の会、希望の各党などは反対。立憲民主、自由、社民の各党、参院会派「沖縄の風」などは退席した。同改正案は参院先議で、自民党は早ければ17日の衆院本会議での成立を目指す。
同改正案は自民党と参院会派「無所属クラブ」が提出した。「1票の格差」を是正するため、議員1人あたりの人口が最も多い参院埼玉選挙区の定数を2増(3年ごとの改選で1増)。比例代表も定数を4増(同2増)し、比例の一部に当選順位をあらかじめ定める拘束名簿式の「特定枠」を導入する。「鳥取・島根」「徳島・高知」の二つの合区で公認できない候補者を特定枠で優遇し、救済するのが目的だ。
本会議に先立つ参院政治倫理・選挙制度特別委員会(倫選特)では、自民党が自民案の採決を求める動議を提出したのに対し、国民民主党など野党は石井浩郎委員長(自民)の不信任動議を提出。自公両党は、動議を否決したうえで自民案を賛成多数で可決し、本会議に緊急上程した。日本維新の会が10日に提出した石井氏に対する問責決議案は、倫選特に先立つ参院議院運営委員会で本会議で採決しないことを決めた。
公明党は、参院選挙制度の抜本改革を引き続き検討し、定数増でも参院全体の経費は増えないよう求める付帯決議案を提出し、可決されたことを受け、自民案の賛成にまわった。公明党は参院定数を維持し、11ブロックの大選挙区制を導入する案を提出したが、9日の倫選特で否決されていた。
このほか、立憲民主、希望の両党が埼玉選挙区を2増、石川と福井両県を合区して両県の定数を2減する「2増2減」案を、国民民主党は埼玉選挙区2増、比例代表2減の「2増2減」案、日本維新の会は定数を「24減」する法案をそれぞれ提出していたが、採決は見送られた。
国民民主の足立信也政調会長は「数のおごりは断じて許されない」と自民党の対応を厳しく批判した。【高橋恵子】

Continue reading...