23日東京株終値 1ドル110円台まで円が急伸…日経平均大幅続落:23日の 東京株式市場は、 20日より、 300円89銭安い、 2万2,396円99銭で取引を終えた。 …
23日の東京株式市場は、20日より、300円89銭安い、2万2,396円99銭で取引を終えた。 23日の取引について、丸三証券・川口晴規氏の解説です。 週明け23日の日経平均株価は、大幅続落となった。 日銀が金融政策の見直しを検討するとの思惑から、国債利回りが上昇したことで、1ドル110円台まで円が急伸し、輸出製造業を中心に売られた。 業種別で見ると、金利上昇と連動して建設や不動産が売られ、円高を嫌気して電気機器や機械、自動車の下落も目立った。 金利上昇が利ざや拡大につながるとの見立てから、銀行、保険、証券などが買われたことでTOPIX(東証株価指数)が下げ渋り、NT倍率は12.88倍に低下した。 しかしながら23日、日銀は0.11%での無制限の国債指し値オペを通知したことから、現状では日銀の金融政策の見直し論は、あくまで思惑で終わる可能性がある。 今週は、4-6月期決算に対するリスク回避姿勢が強まる中、個人投資家が主に中小型株を物色する展開が見られそう。