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好調でも「ため込む」企業、内部留保は過去最高

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財務省が3日発表した2017年度の 法人企業統計によると、 企業の 利益の 蓄積である17年度末の 「内部留保」 (金融・ 保険業を除く)は446兆4844億円だった。 前年度末より40兆円以上も増え、 6年連続で過去最高を更新した。 景【経済】
財務省が3日発表した2017年度の法人企業統計によると、企業の利益の蓄積である17年度末の「内部留保」(金融・保険業を除く)は446兆4844億円だった。前年度末より40兆円以上も増え、6年連続で過去最高を更新した。景気回復を背景に企業の業績は好調だが、設備投資や賃上げには慎重な姿勢を崩していないことが浮き彫りとなった。
内部留保は、売上高から人件費や原材料費を引き、法人税や株主への配当などを支払った後、残った利益を積み上げたものだ。12年の第2次安倍内閣発足以降、円安による輸出企業の業績改善などを背景に、増加が続いている。発足前の11年度末と比べると150兆円超増えた。
17年度も企業業績は好調で、売上高は前年度比6・1%増の1544兆1428億円だった。経常利益は11・4%増の83兆5543億円で、過去最高を記録した。内部留保は、製造業で前年度末に比べて9・1%増の153兆3205億円、非製造業で10・4%増の293兆1639億円だった。
ただ、積み上がった内部留保は、設備投資や賃上げなどに十分には振り向けられていない。

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