台湾北東部の 宜蘭県で21日午後4時50分（日本時間同5時50分）ごろ、 新北市樹林発台東行きの 特急列車が脱線した。 台湾メディアなどによると15人が死亡、 2人が心肺停止となっている。 負
【台北=伊原健作】台湾北東部の宜蘭県で21日午後4時50分（日本時間同5時50分）ごろ、新北市樹林発台東行きの特急列車が脱線した。台湾メディアなどによると15人が死亡、2人が心肺停止となっている。負傷者は126人。救助活動が続いており、死傷者はさらに増える恐れがある。
21日午後4時50分（日本時間同5時50分）ごろ、特急列車が脱線=AP
日本台湾交流協会によると、日本人の被害は確認されていない。
行政院によると列車には366人が乗車。現地メディアの映像では複数の列車が脱線・横転しており、現地の消防や国防部（国防省）などが救助活動に当たっている。
現地メディアによると、脱線した列車は北部と南東部を結ぶ特急列車「普悠瑪号」。事故は東部・台東県の台東駅に向かう途中の宜蘭県蘇澳鎮にある新馬駅付近で発生したという。台湾東部の花蓮市には景勝地、太魯閣渓谷などがあり、列車の乗客には観光客が多いとみられる。
