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徴用工裁判 判決不当に遅らせた疑惑 韓国最高裁関係者を逮捕

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戦時中に「徴用工として日本で働かされた」 とする韓国人が日本企業を訴えた裁判で、 韓国では、 前の パク・ クネ(朴槿恵)政権の 意…
戦時中に「徴用工として日本で働かされた」とする韓国人が日本企業を訴えた裁判で、韓国では、前のパク・クネ(朴槿恵)政権の意向で最高裁判所の判決言い渡しが不当に遅らされたという疑惑が持ち上がっていて、27日未明、最高裁の関係者が、裁判に介入したとして、職権乱用の疑いで逮捕されました。 戦時中に「徴用工として日本で強制的に働かされた」と主張する韓国人たちが新日鉄住金に対して損害賠償を求めた裁判をめぐっては、韓国の最高裁判所が、来週30日に判決を言い渡しますが、これまでおよそ5年間にわたって判決を出してきませんでした。 これについて韓国では、前のパク・クネ政権下で最高裁が、日本との関係を懸念した外務省の意向を受けて、判決言い渡しを不当に遅らせたという疑惑が持ち上がり、批判が強まっていました。 こうした中、連合ニュースによりますと、最高裁の付属機関のイム・ジョンホン(林鐘憲)前次長が裁判に介入したとして、27日未明、職権乱用などの疑いで逮捕されました。 イム前次長は「刑事処罰の対象にはならない」と主張しているということです。 これをめぐって検察は、ことし8月、外務省や裁判所に対する異例の捜索を行いましたが、逮捕者が出たのは初めです。 一方、26日、パク政権で外相を務めたユン・ビョンセ(尹炳世)氏は、国会の委員会で、「良心と責務に反する行為は一度もしたことがない」と述べ、最高裁への不当な働きかけを否定しました。

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