世界最大の 交流サイトを運営するアメリカの フェイスブックは、 中間選挙の 投票前日の ５日、 外国からの 干渉にあたるおそれがあると…
世界最大の交流サイトを運営するアメリカのフェイスブックは、中間選挙の投票前日の５日、外国からの干渉にあたるおそれがあるとして、100を超えるアカウントを閉鎖したと発表しました。 フェイスブックは５日、アメリカの捜査当局からの指摘を受け、フェイスブックの30のアカウントと傘下のインスタグラムの85のアカウントの合わせて115のアカウントを閉鎖したと発表しました。 捜査当局の指摘では、これらのアカウントは、外国による組織的な干渉にあたるおそれがあるということで、インスタグラムの投稿は主に英語で、フェイスブックの投稿はフランス語やロシア語で行われていたということです。 これについて、フェイスブックは「アメリカの重要な選挙が翌日に迫っていることから、わかる範囲の情報を公表した」とコメントし、６日の中間選挙を前に発信源などを特定できなくても、アカウントの閉鎖に踏み切ったと説明しました。 フェイスブックは、おととしの大統領選挙でロシア政府に近い団体などが、アメリカ社会の分断を狙った投稿を数多くしていたにもかかわらず、対策が不十分だったと批判されています。 このため中間選挙に向けては、専門の対策室を設けるなどして、警戒にあたっていて、先月にもイランの何者かがアメリカ人になりすまして、社会の分断を狙った投稿を行ったとして、80を超えるアカウントなどを削除しています。
