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PKO部隊に法的意味指導=目撃状況を「戦闘」-南スーダン日報問題で制服組トップ:

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南スーダンの 国連平和維持活動(PKO)に当たる陸上自衛隊の 日報問題で、 自衛隊制服組トップの 河野克俊統合幕僚長は9日の 記者会見で、 昨年7月の 現地情勢の 日報に「戦闘」 と記述されていたことについて、 「法的に誤解を招かないよう指導していきたい」 と述べた。 「戦闘」 とい
南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に当たる陸上自衛隊の日報問題で、自衛隊制服組トップの河野克俊統合幕僚長は9日の記者会見で、昨年7月の現地情勢の日報に「戦闘」と記述されていたことについて、「法的に誤解を招かないよう指導していきたい」と述べた。「戦闘」という表現を使う場合には注意するよう現地部隊に指示したことも明らかにした。
「法的な戦闘ではない」=南スーダン派遣部隊の日報めぐり-稲田防衛相
制服組トップが指導したことで、現場の隊員が戦闘状態と実感しても、政治的影響が出ることを意識して、実態を報告しにくくなる恐れもある。
南スーダンで大規模な戦闘が起きた昨年7月の現地状況に関して、河野統幕長は「目の前で弾が飛び交っているのは事実で、彼らなりの表現として一般的な意味で『戦闘』という言葉を使った」と説明。「率直な報告で、それを非難する必要もない」と話した。さらに一般論として、「銃撃戦について『戦闘』という言葉を使うのは普通」とも語った。
一方で、「日報の表現を制約するつもりはない」とした上で、「戦闘行為は即時に自衛隊の活動に大きな制約がかかる。法的に戦闘という意味を自衛官として知っておく必要がある」と指摘。「議論にも発展することを考えて書くようにということだ」と述べた。
日報をめぐっては、防衛省は当初「破棄した」としていたが、昨年12月26日に統幕で見つかり、今月7日に公表した。稲田朋美防衛相への発見の報告が1カ月後の1月27日までなかったことについて、河野統幕長は「見つかった時点で大臣に報告すべきで、大臣から厳しく指導があった」と謝罪した。(2017/02/09-21:38)

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