【ウタパオ（タイ中部）＝大野潤三】 海外で暴動などに巻き込まれた日本人らを自衛隊が守る「在外邦人等の 保護措置」 の 訓練が１９日、 タイ中部ウタパオの 同国海軍航空基地などで行われた。 安全保障法制に基づく新任務で、 海外での 訓練【社会】
【ウタパオ（タイ中部）＝大野潤三】海外で暴動などに巻き込まれた日本人らを自衛隊が守る「在外邦人等の保護措置」の訓練が１９日、タイ中部ウタパオの同国海軍航空基地などで行われた。 安全保障法制に基づく新任務で、海外での訓練は初めて。日本人のほか米国人を保護する内容も盛り込まれ、海外における自衛隊の活動の幅が広がっていることを印象づけた。 訓練には自衛隊員約１００人が参加。自然災害が発生し治安が悪化したある国から、現地の日本人らを帰国させるという想定で、日本大使館関係者５人のほか、米国から保護を依頼された米国人３人を車両に乗せて同基地へ運んだ。途中、銃で武装した暴徒がバリケードを作って妨害したが、隊員らは小銃を手に「道を空けなければ実力を行使する」と警告しながら進んだ。
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