学校法人「森友学園」 の 籠池泰典前理事長が公表した国有地の 売却をめぐる財務省との やり取りの 音声記録について、 民進党の 調査チームは財務省側に事実…
学校法人「森友学園」の籠池泰典前理事長が公表した国有地の売却をめぐる財務省とのやり取りの音声記録について、民進党の調査チームは財務省側に事実関係を確認しました。しかし、財務省側は、「コメントできない」としたうえで、「対応した幹部は当時の詳しいやり取りを覚えていない」などと説明しました。 学校法人「森友学園」の籠池泰典前理事長は２８日午前、民進党の調査チームの会合に出席し、去年３月中旬に妻とともに財務省を訪れ、田村嘉啓国有財産審理室長と面会した際に、みずからが録音した音声記録の内容を公表しました。 これを受けて、民進党の調査チームは、財務省側に事実関係を確認するため、午後、再び会合を開きましたが、田村国有財産審理室長は欠席しました。この中で財務省側は、「去年３月半ばに、田村国有財産審理室長を含め３人の職員が対応したことは確認しているが、音声記録についてはコメントできない」と述べました。 そのうえで財務省側は、当時の面会について、「『小学校の建設工事中に、地中から新たなゴミが見つかったので早く対処してほしい』と相談があり、『法令に従って対応する』と伝えた。田村室長は、当時の詳しいやり取りを覚えておらず、記録も残っていない」と説明しました。 また、音声記録で、売却処分が原則の国有地を学園に対して将来の売却を前提に貸し付けたことを、田村室長が「特例だった」と表現していることについて、財務省は「国有地の貸し付けは、本省の承認を得なければならない特例のケースがあり、今回の件は、それに該当した」などと述べました。
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