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「軽井沢」事故の遺族と追悼

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群馬県藤岡市の 関越自動車道で2012年に乗客7人が死亡、 38人が重軽傷を負った高速ツアーバス事故は29日、 発生から5年を迎え、 現場で追悼式があった。 16年1月に大学生ら15人が犠牲になった軽井沢スキーバス事故の 遺族が初めて追悼に訪れ、 関越道バス事故の 遺族とともに交通安全を祈った。
群馬県藤岡市の関越自動車道で2012年に乗客7人が死亡、38人が重軽傷を負った高速ツアーバス事故は29日、発生から5年を迎え、現場で追悼式があった。16年1月に大学生ら15人が犠牲になった軽井沢スキーバス事故の遺族が初めて追悼に訪れ、関越道バス事故の遺族とともに交通安全を祈った。
事故が起きた午前4時40分に合わせ、現場の高速道路下に設置された祭壇に遺族らが献花した。参加した軽井沢バス事故の遺族は次男の寛さん(当時19歳)を亡くした田原義則さん(51)=大阪府吹田市=ら3家族5人。
田原さんが訪れるきっかけとなったのは、重大な交通事故を起こした企業などに刑事罰を科すことを目指して今月8日に東京都内で開かれたシンポジウム。関越道バス事故で一人娘の胡桃(くるみ)さん(当時17歳)を失った会社員の岩上剛さん(45)=石川県白山市=から「何か協力できることがあれば言ってください」と声をかけられたことだった。
田原さんは「現実と向き合うのはつらいが、同じ経験を共有することで前を向ける。被害者同士の連携を深めれば、事故の再発防止にもつながる」と話した。岩上さんも「軽井沢の事故の遺族が来てくれたことはありがたく思う。事故撲滅に向けて協力し合っていきたい」と連携を誓った。【杉直樹、西銘研志郎、神内亜実】

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