都市問題を研究する森記念財団(東京)は12日、 2017年の 世界主要44都市の 総合力ランキングを発表した。 東京は2年連続で3位だった。 ただ、 「経済」 の 分野では、 円…
都市問題を研究する森記念財団(東京)は12日、2017年の世界主要44都市の総合力ランキングを発表した。東京は2年連続で3位だった。ただ、「経済」の分野では、円安の影響や法人税率の相対的な高さを理由に、過去6年1位だった順位が4位に下がった。 一方で、訪日外国人の増加や交通の利便性では、評価が高まった。2020年の東京五輪・パラリンピックを控え、都市開発が進み、今後順位を上げる可能性もあるという。 17年の総合力ランキングは、1位は6年連続でロンドン、2位はニューヨークだった。ランキングは「経済」「文化・交流」などの6分野のほか、経営者やアーティスト、観光客などの視点に基づき評価される。 4位はパリ、5位はシンガポール、6位はソウル。大阪は26位、福岡は37位だった。森記念財団によるランキングは08年に始まり、今年で10回目。財団の担当者は「欧州に代わり、アジアの都市の成長が著しく、順位を上げている」と指摘した。