前場の 東京株式市場で、 日経平均株価は前営業日比368円26銭高の 2万1837円46銭となり、 3日続伸した。 前週末に発表された米雇用統計でインフレ懸念が緩和。 米国株が大幅高となったことを受け、 序盤から幅広く買いが優勢となった。 上げ幅は一時500円を超え、 2万2000円に接近したが、 為替がドル安・ 円高に振れると戻り売りに押された。 TOPIXは前週末比1.43%高で午前の 取引を終了。 東証1部の 午前の 売買代金は1兆1856億円だった。 東証33業種全てが上昇。 値上がり率トップはゴム製品で、 機械がこれに続いた。 食料品や水産・ 農林など内需セクターの 一角は指数をアンダーパフォームした。 米2月雇用統計は非農業部門の 就業者数が1年7カ月ぶりの 大幅な増加となった一方で、 賃金の 伸びは勢いが減速した。 一方で、 国内では学校法人「森友学園」 への 国有地取引を巡り、 財務省が決裁文書の 書き換えを認める方針であることが判明した。 市場では「(財務省の 文書書き換え問題は)目先の 不透明要因にはなるが、 米国ではインフレが加速しない程度の 景気拡大が続きそうだ。 日本株の 戻り基調には変化がないだろう」 (三菱UFJ国際投信・ チーフストラテジストの 石金淳氏)との 声が出ていた。 ファナック(6954. T)、 東京エレクトロン(8035. T)、 ファーストリテイリング(9983. T)など値がさ株がしっかり。 日経平均は1.72%高で前引けとなった。 日経平均をTOPIXで割ったNT倍率. NTIDXは一時12.59まで上昇。 取引時間中としては2月6日以来の 高水準を付けた。 東証1部の 騰落数は、 値上がり1681銘柄に対し、 値下がりが321銘柄、 変わらずが67銘柄だった
[東京 12日 ロイター] – 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比368円26銭高の2万1837円46銭となり、3日続伸した。前週末に発表された米雇用統計でインフレ懸念が緩和。米国株が大幅高となったことを受け、序盤から幅広く買いが優勢となった。上げ幅は一時500円を超え、2万2000円に接近したが、為替がドル安・円高に振れると戻り売りに押された。
TOPIXは前週末比1.43%高で午前の取引を終了。東証1部の午前の売買代金は1兆1856億円だった。東証33業種全てが上昇。値上がり率トップはゴム製品で、機械がこれに続いた。食料品や水産・農林など内需セクターの一角は指数をアンダーパフォームした。
米2月雇用統計は非農業部門の就業者数が1年7カ月ぶりの大幅な増加となった一方で、賃金の伸びは勢いが減速した。一方で、国内では学校法人「森友学園」への国有地取引を巡り、財務省が決裁文書の書き換えを認める方針であることが判明した。
市場では「(財務省の文書書き換え問題は)目先の不透明要因にはなるが、米国ではインフレが加速しない程度の景気拡大が続きそうだ。日本株の戻り基調には変化がないだろう」(三菱UFJ国際投信・チーフストラテジストの石金淳氏)との声が出ていた。
ファナック( 6954. T)、東京エレクトロン( 8035. T)、ファーストリテイリング( 9983. T)など値がさ株がしっかり。日経平均は1.72%高で前引けとなった。日経平均をTOPIXで割ったNT倍率. NTIDXは一時12.59まで上昇。取引時間中としては2月6日以来の高水準を付けた。
東証1部の騰落数は、値上がり1681銘柄に対し、値下がりが321銘柄、変わらずが67銘柄だった。