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逃走の巡査、拳銃所持の恐れ 最大で残り3発

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静かな駅前の 街に、 住民らの 不安が広がった。 滋賀県彦根市南川瀬町の 交番で11日夜、 警察官が撃たれて死亡した事件。 発砲したとみられる同僚は姿を消し、 行方を追うパトカーの サイレンが響き現場は騒然となった。
静かな駅前の街に、住民らの不安が広がった。滋賀県彦根市南川瀬町の交番で11日夜、警察官が撃たれて死亡した事件。発砲したとみられる同僚は姿を消し、行方を追うパトカーのサイレンが響き現場は騒然となった。
「平和な地域なのに……。怖くなって、しっかり戸締まりをした」。近くに住む女性(70)は語った。事件が起きた県警彦根署河瀬駅前交番はJR東海道線河瀬駅東口前の通りに面した場所にあり、付近には一戸建ての住宅が建ち並ぶ。現場付近には規制線が張られ、実況見分にあたる捜査員らの様子を大勢の市民らが遠巻きに見守った。近所の30代の女性は「早く捕まえてほしい」と訴え、不安そうに見つめていた。
県警によると、行方が分からなくなっている男性巡査(19)は拳銃を所持している恐れがあり、最大で銃弾3発が残っている可能性があるという。逃走に使われたとみられるパトカーは約4キロ離れた同県愛荘町目加田で発見。古くからの集落には瓦屋根の民家が並び、駆け付けた警察官は防弾チョッキを身につけヘルメットをかぶって捜査にあたった。
一方、彦根市の大久保貴市長は11日午後10時半ごろに市秘書広報課から連絡を受け、情報収集などのため彦根署に駆け付けた。大久保市長は「これから防災メールで市民に連絡する。明日の学校の登校見合わせについても協議したい」と硬い表情で報道陣に語った。市教育委員会は12日朝の時点で男性巡査の行方が分からないままだった場合は、近隣の学校の休校などを検討するという。【西村浩一、若本和夫、礒野健一】

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