サッカー・ ワールドカップ(W杯)ロシア大会に出場する日本代表の 監督を解任されたバヒド・ ハリルホジッチ氏(65)が29日、 成田空港発の 航空機でフランスへ帰国した。 出発前に最後の 取材に応じ「(解任理由の )真実はまだ見つけてないが、 とにかく日本を去ることは寂しい」 と思いを語った。
サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会に出場する日本代表の監督を解任されたバヒド・ハリルホジッチ氏(65)が29日、成田空港発の航空機でフランスへ帰国した。出発前に最後の取材に応じ「(解任理由の)真実はまだ見つけてないが、とにかく日本を去ることは寂しい」と思いを語った。
記者会見や残務処理のため日本に滞在していたが、大きなスーツケースなど多くの荷物を運び出す様子に別れの時を感じさせた。「気持ちを整理するには時間がかかる」。対策を練っていたW杯直前の解任に「一言、残念。もったいなかったと思う」と志半ばで去る無念さをにじませた。朝には日本での自宅だったマンションに代表チームスタッフらが訪れ、別れを惜しんだという。
日本のファンに向けて「私がたくさんハードワークをしてベストを尽くしたことを信じて。日本のサッカーを強くするつもりで努力を惜しまず頑張った。申し訳ありませんでした。頑張ってください」とエールを送った。
最後に「ありがとうございました」と日本語で話し、両手を合わせておじぎしたハリルホジッチ氏。見送る人たちに何度も手を振りながら帰国の途に就いた。【大島祥平】