６日、米フロリダ州のフォートローダーデール・ハリウッド国際空港で、銃撃事件を受けて建物の外で待機する人々（ＡＦＰ＝時事）
【ニューヨーク時事】米南部フロリダ州のフォートローダーデール・ハリウッド国際空港で６日午後１時（日本時間７日午前３時）ごろ、男が銃を乱射し、地元捜査当局によると、５人が死亡、８人が負傷した。容疑者は、その場で間もなく拘束された。単独犯とみられるが、動機などは不明。連邦捜査局（ＦＢＩ）などが男を聴取している。 在マイアミ日本総領事館によると、これまでに日本人が被害に遭ったという情報はない。 事件は空港第２ターミナルの手荷物受取所で発生。多くの利用客が逃げ出すなど混乱した。空港は封鎖された。容疑者拘束後も発砲があったとの情報が流れたが、その後当局が否定した。男は精神的な治療を受けていたという報道もある。 ６日、米フロリダ州のフォートローダーデール・ハリウッド国際空港で銃撃事件が起きた後、ターミナルの外で身をかがめる人々（ＡＦＰ＝時事）
ＣＮＮテレビによると、容疑者はアラスカ州から空港へ到着。手荷物受取所で荷物を受け取った後、トイレで銃を取り出し、犯行に及んだという。厳格な検査で知られる米空港の荷物検査をすり抜けたことになる。事件現場の手荷物受取所は米デルタ航空やエア・カナダが使用していた。 フロリダ州選出のネルソン上院議員はＣＮＮテレビに対し、未確認情報として、容疑者の氏名は「エステバン・サンチャゴ」で、軍所属の証明書を持っていたと明らかにした。（2017/01/07-08:31）
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