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北朝鮮「新型巡航ミサイル発射」米けん制する狙いか

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北朝鮮は、 8日日本海に向けて発射した短距離ミサイルについてキム・ ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の 立ち会いの もと、 「新型の 地対艦巡航ミサ…
北朝鮮は、8日日本海に向けて発射した短距離ミサイルについてキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の立ち会いのもと、「新型の地対艦巡航ミサイルの初めての発射実験に成功した」と9日朝発表しました。ミサイルは、ことし4月の軍事パレードに登場したものだとしていて、空母を派遣するなど圧力を強めてきたアメリカをけん制する狙いがあると見られます。 北朝鮮は8日、東部のウォンサン(元山)付近から短距離ミサイル数発を発射し、ミサイルは高度2キロまで上昇したあと、発射地点からおよそ200キロ離れた日本海に落下しました。 これについて北朝鮮の国営メディアは、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の立ち会いのもと、新型の地対艦巡航ミサイルの初めての発射実験が行われ、「海上の標的の船を探知して命中し、成功した」と9日朝伝えました。9日付けの朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、1面と2面に写真を掲載し、4つの発射管を搭載した移動式の発射台から発射された少なくとも2発が、標的の船に異なる角度から命中し、炎が上がっている様子が捉えられており、「正確に旋回飛行した」などとしています。 またミサイルは、ことし4月、キム・イルソン(金日成)主席の生誕105年に合わせて行われた軍事パレードに登場したものだとしており、キム委員長は実験後、「国防科学部門が精密化、最先端化された地上、海上、空中の兵器システムを次々と開発し、わが国の軍事攻撃能力を力強く誇示している」と述べ、満足の意を示したということです。 北朝鮮としては、さまざまな種類のミサイルを4週連続で発射することで、日本海に空母2隻を派遣するなど圧力を強めてきたアメリカをけん制する狙いがあると見られます。

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