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GDP年率1%増に下方修正 1~3月期2次速報

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内閣府が8日発表した2017年1~3月期の 国内総生産(GDP)の 2次速報は、 物価変動の 影響を除いた実質成長率が前期より0・ 3%増だった。 この 状態が1年間続いた場合の 年率換算では1・ 0%増。 5四半期連…
内閣府が8日発表した2017年1~3月期の国内総生産(GDP)の2次速報は、物価変動の影響を除いた実質成長率が前期より0・3%増だった。この状態が1年間続いた場合の年率換算では1・0%増。5四半期連続のプラス成長は維持したが、5月に発表した1次速報の0・5%増(年率2・2%増)から下方修正された。 1次速報から成長率が下方修正された主な要因は在庫投資。内閣府によると、石油元売り大手の数社が石油精製施設の修理を行い原油処理能力が下がったことで、原油の在庫量が前期より減り、GDPを押し下げる要因になったという。その分を除いた実質GDPは前期比0・4%増で、1次速報と変わっていない。 このため内閣府は、「景気は緩やかな回復基調にあることに変わりはない」とみている。 そのほかの項目では、GDPの半分以上を占める個人消費が0・3%増と、1次速報(0・4%増)から下方修正。自動車の購入や宿泊施設の利用が1次速報に比べ減少した。一方、設備投資は1次速報の0・2%増から0・6%増に拡大した。 物価の動きを反映した名目GDPは前期比で0・3%減(年率1・2%減)となり、1次速報の0・0%減(同0・1%減)から下方修正。下げ幅は第2次安倍政権が発足して最大になった。 16年度の実質成長率は1・2%。15年度の1・2%に続き、2年連続のプラス成長になった。(関根慎一)

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