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米朝高官会談 「北朝鮮副委員長の訪米は問題」 米の前高官が懸念

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史上初の 米朝首脳会談に向けて、 ニューヨークで始まったアメリカの ポンペイオ国務長官と北朝鮮の キム・ ヨンチョル朝鮮労働党副委…
史上初の米朝首脳会談に向けて、ニューヨークで始まったアメリカのポンペイオ国務長官と北朝鮮のキム・ヨンチョル朝鮮労働党副委員長との会談について、北朝鮮との交渉に長年関わってきたダニエル・ラッセル前国務次官補がNHKのインタビューに答え「重要な会談だが、キム氏の訪米は問題だ」と述べました。 ラッセル氏は、その理由について「キム副委員長は、北朝鮮の軍の指導者で、制裁対象になっている。韓国の哨戒艦が沈没し、およそ50人が犠牲になった卑劣な攻撃の背後にいた人物と見られている」と述べ、トランプ政権が、キム氏の訪米を認めたことに懸念を示しました。 そして「あらゆる兆候を見れば、トランプ大統領もキム・ジョンウン(金正恩)委員長の双方とも、首脳会談の開催を強く望んでいる」としたうえで、「ポンペイオ長官とキム副委員長の会談では、合意が難しい実質的な問題には触れないだろう」と述べ、北朝鮮の非核化の方法や時期など米朝の間で隔たりがある問題で、進展がはかられる可能性は低いとしています。 そのうえで、「ポンペイオ長官とキム副委員長は、シンガポールでの米朝首脳会談を確実に開催することに集中するだろう。特にポンペイオ長官は、アメリカの立場を放棄せずに、首脳会談を行うための地ならしに取り組むはずだ」と述べ、今回のニューヨークの会談が、米朝首脳会談開催を決定づけるという見方を示しました。

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