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在韓米軍議論せず 米国防長官が言及

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【シンガポール工藤哲】 マティス米国防長官は2日、 シンガポールで開催中の アジア安全保障会議(英国際戦略研究所主催)での 質疑で、 シンガポールで12日に開かれる米朝首脳会談では在韓米軍の 撤収や縮小について議題にすべきでないと指摘する一方で、 将来的には米韓間で議論される可能性があるとの 見方を示した。
【シンガポール工藤哲】マティス米国防長官は2日、シンガポールで開催中のアジア安全保障会議(英国際戦略研究所主催)での質疑で、シンガポールで12日に開かれる米朝首脳会談では在韓米軍の撤収や縮小について議題にすべきでないと指摘する一方で、将来的には米韓間で議論される可能性があるとの見方を示した。
マティス氏は「在韓米軍の規模に関するいかなる議論も、それは同盟国である韓国と話すべき問題だ。北朝鮮との交渉とは切り離さなければならない」と指摘。ただ、米朝間で進められている外交的な努力により「北朝鮮による脅威が減少し、検証可能な形で信頼関係が醸成された場合には、米韓の間でこうした議題が浮上する可能性はある」と述べた。
さらに演説では、北朝鮮情勢と関連して、「21世紀の課題に対応するため、韓国や日本との同盟関係の現代化に注力する」とも発言。米朝首脳会談後を見据えた安保体制の再構築も視野に入れていることを示唆した。
マティス氏は一方で、演説の中で南シナ海問題にも言及。西沙(英語名パラセル)諸島などで中国が軍事化を進めているとして「(言動が)一貫していない」と批判した。また昨年に続き台湾問題にも触れ、「現状変更のすべての試みに反対する」と暗に中国をけん制した。中国代表団を率いる軍のシンクタンク、軍事科学院の何雷副院長(中将)はマティス氏の発言に反発。各国メディアの取材に対し「(米国が)台湾に武器を売ることに断固として反対する。南シナ海は安定しており、大きな衝突は起きていない」と主張した。

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