台風21号による被害で、 関西空港の 運用が一時制限され、 観光への 影響が懸念されていることから、 政府は21日から航空会社など…
台風21号による被害で、関西空港の運用が一時制限され、観光への影響が懸念されていることから、政府は21日から航空会社などと共同で、関西空港に到着する国際線の運賃を、最大3割値引きするなどの観光キャンペーンを始めました。 台風21号で被害を受けた関西空港は、第1ターミナルの運用が21日から全面的に再開しましたが、関西地方では宿泊のキャンセルが相次ぐなどし観光への影響が長引く懸念も出ています。 政府は、今後、韓国や中国で大型連休が控えていることも踏まえ、航空会社やJR西日本などと共同で、関西空港を玄関口に外国人観光客を呼び込むための観光キャンペーンを21日から始めました。 日本航空が関西空港に到着する国際線の運賃を最大で3割値下げし、全日空も中国を結ぶ路線の運賃を割り引きます。 またJR西日本は、外国人旅行者の手荷物を関西空港から一部の宿泊施設に無料で届けるサービスを行います。 キャンペーンは、1か月程度続ける予定で、石井国土交通大臣は閣議のあとの記者会見で「関西のインバウンド観光を活性化させ、一日も早く被災前の水準に近づけるように全力を尽くしていきたい」と述べました。