Ｊ１磐田が１４日、静岡・磐田市内の練習グラウンドで始動。横浜Ｍから完全移籍した元日本代表ＭＦ中村俊輔（３８）に注目が集まった。 （サンケイスポーツ） 「いよいよ始まったという感じ。寒い中で大勢の人に足を運んでもらってありがたいですね」 練習前には一時吹雪となる荒れ模様の天気。それでも昨年の始動日の３・５倍となるファン約７００人がスタンドを埋めた。２０１５年ラグビーＷ杯で活躍した元ヤマハ発動機・五郎丸歩（３０）の昨年の始動日（約８００人）に匹敵。ランニングやパス回しなど約１時間半のメニューをこなす俊輔をロックオンした。 “俊輔ラブ”の名波浩監督（４４）は「より多くのファンに見られることがプラスになるし、海外を含めた経験を話してくれれば若い選手には刺激になる」と俊輔効果に期待。この日ゲーム主将に指名されたＤＦ大井も「注目されることで、チームのレベルが上がるチャンス」と大歓迎した。 数々の修羅場をくぐり抜けてきた中村俊は「もっとコミュニケーションをとっていきたい。コンディションやメンタルは徐々に上げていく」。名門復活のキーマンになりそうだ。 （望月文夫）
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