教員採用試験の口利き疑惑などについて「ノーコメント」と語り、自宅に戻る安慶田光男・前沖縄県副知事=24日午後、那覇市
沖縄県の翁長雄志知事は24日、県教育委員会が、安慶田光男前副知事から教員採用試験で特定の受験者を合格させるよう口利きがあったと認めたことについて、「大変重大で、重く受け止めている」と述べた。一方で「(安慶田氏からは)全面的にあり得ないという話しか聞いていない。改めて問い直したい」とし、口利きの事実は認めなかった。県庁で記者団に語った。 翁長氏はまた、「行政が停滞し、任命責任も自覚している」とコメント。「今まで以上に全力を挙げ、力の限りを尽くしてやっていきたい」と話し、信頼回復に努める考えを示した。 安慶田氏は、那覇市内の自宅前で記者団に「きょうはノーコメントだ」と述べた。 県教委は同日、元幹部から事実を裏付ける証言があったとして、口利きがあったことを認めていた。県教委による事実認定で、翁長氏の任命責任を問う声が強まる可能性もある。(2017/01/24-18:06)
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