労使協定で定めた上限を超える違法な残業を従業員にさせていた疑いが強まったとして、東京労働局が労働基準法違反の疑いで、法人としての旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)と同社の関係者を書類送検する方針を固めたことが31日、関係者への取材で分かった。 労基法は労働時間を1日8時間、週40時間までと規定。これを超えて労働者を働かせるためには、残業の上限時間を定めた労使協定(三六協定)を結ぶ必要がある。 協定を結ばずに残業させたり、協定した時間を超えて残業させたりした場合は違法となり、6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金の対象となる。
Similarity rank: 5.3
Sentiment rank: -1.1