谷川浩司日本将棋連盟会長
日本将棋連盟の谷川浩司会長(54)は18日、棋士による将棋ソフト使用疑惑問題の責任を取って辞任する考えを明らかにした。同日午後、記者会見して正式発表する。 谷川会長は「将棋ファンの皆さま、三浦弘行九段に誠意をお伝えするには、会長が辞任するのが一番という結論に至った」とのコメントを出した。新会長が決定するまでは会長職を続けるという。谷川会長は2012年就任。2回の再任を経て、今年6月までが任期となっていた。 同会長はさらに、「対応に苦慮する中で心身ともに不調をきたすようになった。このような状況の中で責任ある立場を続けるのは、将棋連盟にも迷惑がかかると考えた」と説明した。 同連盟は対局中の不自然な離席を理由に昨年10月、竜王戦の挑戦者に決まっていた三浦九段に対し、同12月まで出場停止の処分を下した。三浦九段は当初からソフト使用を全面否定。同連盟が設置した弁護士らによる第三者調査委員会は同月、対局中にソフトを使った証拠はなく、疑惑の発端とされた三浦九段の対局中の長時間の離席もなかったことが判明したとの調査結果を明らかにしていた。(2017/01/18-12:30)
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