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イラン、ミサイル実験で米国と対立 トランプ氏の「挑発」に反発

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NewsHub【2月3日 AFP】ドナルド・トランプ( Donald Trump )米大統領は2日、先週末にミサイル発射実験を実施したイランに対し警告を発するコメントをツイッター( Twitter )に投稿した。これに対しイラン政府は、事実無根で「挑発的」な声明だと一蹴。イランと米新政権との緊張の高まりが浮き彫りとなっている。
イランを厳しく批判するトランプ大統領は、同国が制裁緩和の見返りとして核開発計画の制限に応じた国際社会との合意を声高に非難してきた。
イランによる5日のミサイル実験を受け、トランプ氏はツイッターに「イランは弾道ミサイル発射で正式に警告を受けた。イランは米国と結んだひどい取引に感謝するべきだった!」と投稿。前日にマイケル・フリン( Michael Flynn )大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が行った発言と同様の見解を示した。
フリン氏は今回のミサイル実験について、イランに核弾頭搭載が可能なミサイルの発射実験の自粛を求めた国連安全保障理事会( UN Security Council )決議第2231号に反すると指摘している。
イランはこうした米国側の発言に反発。国営イラン通信( IRNA )によると、同国外務省のバフラム・ガセミ( Bahram Ghasemi )報道官は「トランプ大統領の国家安全保障問題担当補佐官による主張は根拠がなく、執拗(しつよう)で挑発的だ」と述べた。
イランは弾道ミサイル実験の実施については認めたものの、核合意の条件の違反については否定。ミサイルは防衛目的であり、核弾頭を搭載できる仕様ではないため国連決議には違反しないと主張している。
両国関係はこの論争に先立ち、トランプ氏が出したイランを含むイスラム圏7か国出身者の入国禁止令をめぐって既に冷え込んでいた。(c)AFP/Stephane Barbier

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