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トランプ氏、フリン補佐官に「強い懸念」 更迭決める

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米ホワイトハウスの スパイサー報道官は14日の 記者会見で、 辞任したフリン大統領補佐官について、 トランプ大統領が「強い懸念を抱いて信頼を損ねた」 として更迭を決めたことを明らかにした。 ただ、 フリン氏が昨年…
米ホワイトハウスのスパイサー報道官は14日の記者会見で、辞任したフリン大統領補佐官について、トランプ大統領が「強い懸念を抱いて信頼を損ねた」として更迭を決めたことを明らかにした。ただ、フリン氏が昨年12月に駐米ロシア大使と電話協議した問題については、調査の結果「法的問題はなかった」と結論づけたと強調した。
スパイサー氏の説明によると、トランプ氏は、フリン氏と駐米ロシア大使との協議について今年1月には説明を受けていた。トランプ氏は、フリン氏が協議内容についてペンス副大統領ら政権幹部らを誤解させたことに懸念を深めたという。
フリン氏はロシア大使と電話会談した際、オバマ政権(当時)が科した対ロ制裁をめぐり協議したにもかかわらず、ペンス氏らに「制裁については話し合わなかった」と報告していた。
スパイサー氏は、トランプ氏が関与した可能性についても「大統領の指示では決してない」と強く否定した。
一方、スパイサー氏はフリン氏の疑惑に関する情報が米メディアに漏洩(ろうえい)されていることが「国家安全を脅かす重大な問題だ」として、トランプ氏が新たに対抗措置を考えていることも強調した。これに対し、シューマー上院院内総務は14日、「フリン氏の辞任で幕引きとせず、独立して透明性の高い調査をすべきだ」と求めた。(ワシントン=峯村健司)

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