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外食でも介護食を 提供の飲食店をネットで紹介

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NewsHub食べ物をかんだり飲み込んだりする力が弱くなったお年寄りにも外食を楽しんでもらおうと、厚生労働省の研究班が「介護食」を提供する飲食店の情報をまとめ、ホームページで公開する取り組みを始めました。 ホームページを作成したのは、東京医科歯科大学の戸原玄准教授らで作る厚生労働省の研究班です。 「介護食」は、かんだり飲み込んだりする力が衰えた高齢者などのために、食材を細かくしたり軟らかくしたりして食べやすく工夫した食事で、一般の飲食店でも提供するサービスが広がっています。 東京・台東区にある日本料理店では、事前に希望すればコースメニューの料理などをいったん食べやすくペースト状にしたうえで形を再現するなどして提供しています。ホタテのソテーは、材料をミキサーにかけて軟らかくしたうえで味付けし、ホタテの形を再現したもので、口の中で溶けるような食感です。 この店のオーナーで、こうしたお年寄りなどの治療にもあたっている、歯科医師の萩野礼子さんは「人と一緒にコミュニケーションをとりながら食べることを楽しむため、ぜひ気軽に来てもらいたいです」と話していました。 研究班では、このように介護食を提供する飲食店の情報を集めて、研究班のホームページで地図やサービスの内容を公開する取り組みを始めました。この中では、提供できる料理や店のバリアフリーへの対応などを紹介しています。 戸原准教授は「外食のために外出することはリハビリにもつながるので、将来的には日本のどこでもこうした外食ができるよう期待したい」と話しています。 ホームページのアドレスは、次のとおりです。 http://www.swallowing.link/

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