宅配最大手の ヤマト運輸がドライバーなどの 社員を対象に、 未払いとなっている残業代があるかどうかについて調査していることが明らかになりました。 会…
宅配最大手のヤマト運輸がドライバーなどの社員を対象に、未払いとなっている残業代があるかどうかについて調査していることが明らかになりました。会社側は、未払いが確認できれば、未払い分を支給するとしています。 ヤマトホールディングスによりますと、宅配便を手がけるヤマト運輸のドライバーや事務職員、さらにグループ会社の社員など合わせておよそ7万人の社員を対象に、未払いの残業代があるかどうか、現在調査を進めているということです。 会社側は、未払いとなっていることが確認できれば、未払い分を支給するとしています。 ヤマト運輸は、横浜市にある支店がドライバーに賃金の一部を支払っていないなどとして、労働基準監督署から去年是正勧告を受けました。 会社側によりますと、これが今回の調査に乗り出すきっかけのひとつになったということです。 ヤマト運輸をめぐっては、ネット通販の拡大などで宅配便が急増したことに伴い、ドライバーなどの不足が深刻になっており、労働組合がことしの春闘で今の人員の体制では対応が難しいとして、宅配便の引き受けを抑えることなどを会社側に要求しています。 会社側も正午から午後2時は時間帯指定の配達をやめるなど、宅配サービスを抜本的に見直す方針を固め、労働環境の是正に取り組む姿勢を示しています。
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