大相撲春場所（１２日初日、 エディオンアリーナ大阪）の 注目カードが、 場所前に早くも実現した。 大阪市港区の 田子ノ浦部屋で８日、 稀勢の 里が出稽古に来た白鵬とぶつかった。 先場所に敗れた関脇高安との 稽古が目…
大相撲春場所（１２日初日、エディオンアリーナ大阪）の注目カードが、場所前に早くも実現した。大阪市港区の田子ノ浦部屋で８日、稀勢の里が出稽古に来た白鵬とぶつかった。
先場所に敗れた関脇高安との稽古が目当てだった白鵬が、高安と８番取ると稀勢の里をチラリと見た。「やろう」という誘いに、新横綱が応じた。
稀勢の里が１番目で押し出すと、白鵬も負けじと２番目で寄り切る。３番目に再び稀勢の里が押し出したが、４番目以降は白鵬の３連勝。約１０分間で終えた。
熱のこもった６番に両者とも「良い稽古だった」と満足げだった。稀勢の里は「（同じ地位とは）別に意識しない。力を出し切ろうと思った。ありがたいね」。２勝４敗の結果は「本場所は違う」と気にしていなかった。
