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百条委 東京ガスとの交渉明確になるかが焦点

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豊洲市場の 問題を調査する東京都議会の 百条委員会は、 11日、 証人への 質疑が行われ、 当時の 浜渦副知事の 指示を受けた都の 幹部と東京ガスとの 交渉記録…
豊洲市場の問題を調査する東京都議会の百条委員会は、11日、証人への質疑が行われ、当時の浜渦副知事の指示を受けた都の幹部と東京ガスとの交渉記録が提出されるなど、新たな交渉の経過が明らかになりました。これを踏まえ、来週の浜渦元副知事に対する質疑などを通じて、都と東京ガスとの交渉がさらに明確になるかが焦点となります。 都議会の百条委員会は、11日、初めて、証人に対する質疑を8時間余りにわたって行いました。 この中では、大矢實元市場長が、築地市場の豊洲への移転は、石原元知事が主張する「就任前からの既定路線」ではなく、石原都政の下で決められたという認識を示したほか、「交渉には全く関与していない」と主張している石原元知事から、当時、東京ガスの社長と非公式に会談したと伝えられていたことを明らかにしました。 また、都と東京ガスとの間で行われたとされる「水面下での交渉」については、双方の証人から、契約に向けた実務者による詳細な協議だという認識が示されました。 一方で、平成12年に当時の浜渦副知事の指示を受けた赤星經昭理事との交渉記録が東京ガスから提出され、この中で、浜渦副知事が「石原知事が安全宣言をしないと東京ガスにとって土地の価格が下がって困るだろう」などと、東京ガスに早期の決着を迫るよう指示していたとしています。 これについて、議員からは「浜渦元副知事が裏取引を東京ガスに持ちかけようと部下に指示していた」などという指摘が出ましたが、資料を提出した東京ガス側の証人は「全く記憶にない」などと証言したほか、赤星元理事もNHKなどの取材に対して「そういうことは言っていないし、指示されたこともない」などと話し、文書の内容を否定しています。 さらに、11日の質疑では、移転に向けた平成13年7月の基本合意が結ばれたおよそ2週間後に、土壌汚染対策などの方針が双方の間で確認されていたことがわかり、10年後に結ばれる土壌汚染対策の費用負担の取り決めにどのような影響を与えたのかについても、今後の焦点の1つになるものと見られます。 こうした結果を踏まえ、19日に行われる浜渦元副知事に対する質疑などを通じて、都と東京ガスとの交渉がさらに明確になるかが焦点となります。

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