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脱税容疑:佐竹鉄工が8400万円 名古屋国税局告発

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架空の 外注費を計上して所得を圧縮し法人税と消費税計約8400万円を脱税したとして、 名古屋国税局が岐阜県安八町の 鉄骨工事会社「佐竹鉄工」 と佐竹芳明社長(66)、 妻の ちづる役員(66)の 2人を法人税法違反と消費税法違反の 容疑で岐阜地検に告発したことが分かった。 同社は既に修正申告を済ませているという。
架空の外注費を計上して所得を圧縮し法人税と消費税計約8400万円を脱税したとして、名古屋国税局が岐阜県安八町の鉄骨工事会社「佐竹鉄工」と佐竹芳明社長(66)、妻のちづる役員(66)の2人を法人税法違反と消費税法違反の容疑で岐阜地検に告発したことが分かった。同社は既に修正申告を済ませているという。
関係者によると、同社は2016年3月期までの3年間で、請求書を偽造するなどして架空の工事を外注したように装い、所得約2億6000万円を申告から除外し、法人税約6500万円を免れた疑いが持たれている。
また消費税額についても、架空外注費に伴い不適正な仕入れ税額の控除をして過少申告し、消費税約1900万円を免れた疑いがある。国税局は昨年9月に強制調査(査察)に入っていた。
佐竹社長は毎日新聞の取材に対し、経理担当のちづる役員に架空外注費の計上を指示したとした上で「現金をプールし、不況への備えと老朽化した設備の更新に充てようとした。今後は正しく申告したい」と話した。
信用調査会社によると、16年3月期の売上高は約8億円。【金寿英】

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