イギリスは29日、 EU=ヨーロッパ連合に正式に離脱を通知し、 原則2年を期限とする離脱交渉が始まります。 メイ首相は離脱の 条件の 交渉と並行して、 …
イギリスは29日、EU=ヨーロッパ連合に正式に離脱を通知し、原則2年を期限とする離脱交渉が始まります。メイ首相は離脱の条件の交渉と並行して、離脱後の貿易に関する交渉も進め、混乱を最小限に抑えたい考えですが、EU側は離脱の条件を決めるのが先だとしていて、交渉は序盤から難航することも予想されます。 イギリスのメイ首相は29日、EUのトゥスク大統領に書簡を送り、正式にEUからの離脱を通知しました。 メイ首相は書簡の中で「混乱を最小限に抑えるのは、お互いの利益にかなうはずだ」として円滑な離脱交渉を呼びかけたうえで、離脱の条件を定めた「離脱協定」と、離脱後の貿易に関する交渉を並行して協議したいという意向を示しました。 さらにメイ首相は「イギリスはEUとの間で、経済や安全保障の分野で強く深く結ばれた特別な関係を持ちたい」として、イギリスが得意とする治安や安全保障の分野で協力を続ける代わりに、EU側に貿易面での歩み寄りを促したいという思惑をにじませました。 メイ首相はこれまで「悪い合意なら決裂したほうがましだ」と述べるなど、強気の姿勢を示してきましたが、今回の書簡では、EU側が反発する移民規制への言及を避けるなど、いくぶん態度を和らげたという見方も出ています。 ただEUは、離脱の条件を決めるのが先で、貿易交渉は同時に進められないという姿勢を崩していないほか、加盟国の間では、治安と貿易を結びつけるのは不適切だという批判が早くも上がっていて、交渉は序盤から難航することも予想されます。
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