【ソウル＝峯岸博】 韓国の 朴槿恵（パク・ クネ）前大統領が12日夜、 青瓦台（大統領府）を退去し、 ソウル市内の 私邸に向かった。 憲法裁判所による罷免の 宣告を受け、 朴氏の 発言に注目が集まったが、 報道陣が待ち構
【ソウル＝峯岸博】韓国の朴槿恵（パク・クネ）前大統領が12日夜、青瓦台（大統領府）を退去し、ソウル市内の私邸に向かった。憲法裁判所による罷免の宣告を受け、朴氏の発言に注目が集まったが、報道陣が待ち構えた正面出口とは別の出口から移動したとみられるなど沈黙を続けた。
朴氏は失職した10日中に青瓦台を去らなければならなかったが、警備態勢や私邸の暖房器具が整っていないことなどを理由に12日までずれ込んだ。当初は大統領任期満了となる来年２月の予定だった。私邸周辺には弾劾の決定に反対する大勢の支持者らが集まった。
聯合ニュースによると、江南区三成（サムソン）洞の私邸は1983年に建てられ、朴氏は90年から2013年２月に青瓦台に入るまで23年間住んだ。検察当局は近く朴氏の本格捜査に乗りだすとみられる。収賄容疑などでの聴取を念頭に朴氏の出国を禁止する措置を検討しているという。
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