今月２７日、 栃木県那須町の スキー場付近で、 登山の 講習中の 高校生と教員４８人が雪崩に巻き込まれ、 生徒ら８人が死亡した事故で、 警察などは、 ３０日…
今月２７日、栃木県那須町のスキー場付近で、登山の講習中の高校生と教員４８人が雪崩に巻き込まれ、生徒ら８人が死亡した事故で、警察などは、３０日午前、事故後、初めての現場検証を行いました。警察は、検証の結果を踏まえて安全管理に問題がなかったか調べることにしています。 今月２７日の朝、栃木県那須町のスキー場付近で、登山の講習を受けていた７つの高校の山岳部の生徒や教員合わせて４８人が雪崩に巻き込まれ、大田原高校の生徒と教員合わせて８人が死亡し４０人がけがをしました。 警察は、３０日午前７時すぎ、消防や民間の山岳救助隊とともに合わせて１５人で山に向かい、雪崩があった付近で、事故後、初めての現場検証を行いました。検証に立ち会った消防や山岳救助隊の隊員は、雪崩の当日、救助活動にあたっていたということで、検証では、斜面に残された雪崩の痕跡や、巻き込まれた生徒たちがどこにいたのかなどを調べたということです。 警察によりますと、雪崩が起きたのは、スキー場にある「センターハウス」と呼ばれる小屋から、山頂に向かって５００メートルほど進んだゲレンデの上にある斜面で、発生当時の情報では、雪崩はおよそ１００メートルの長さで起きたと見られています。 検証は３時間余りで終わり、警察は、結果を踏まえて、雪をかき分けて進むラッセルの訓練が行われていた地点の選択など、安全管理に問題がなかったか詳しく調べることにしています。
