【ビニャデルマル(チリ中部)時事】 南米チリで15日、 環太平洋連携協定(TPP)署名国の 閣僚会合が行われた。 米国の TPP離脱後、 署名国閣僚が一堂に会するの は初めて。 各国は、 当初目指した姿から大きく変化した多国間貿易の 枠組みに今後、 どう向き合うかを協議した。 会
【ビニャデルマル(チリ中部)時事】南米チリで15日、環太平洋連携協定(TPP)署名国の閣僚会合が行われた。米国のTPP離脱後、署名国閣僚が一堂に会するのは初めて。各国は、当初目指した姿から大きく変化した多国間貿易の枠組みに今後、どう向き合うかを協議した。 会合後には、自由貿易の重要性と保護主義への懸念を盛り込んだ共同声明を発表した。5月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)関連会合で再び協議する。 日本はTPP参加国の連帯を保ちながら、長期戦覚悟で米国に復帰を促す考え。内閣府の越智隆雄副大臣は会合に先立ち、「各国の意見を聞いて何ができるかを考えたい」と話した。 一方、オーストラリアやニュージーランドは米国抜きでもTPP発効を目指すべきだと主張してきた。しかし、ペルーやチリは中国を加えた新たな枠組みに関心を示す。両国はTPP崩壊の可能性を排除していないとみられる。 会合は朝食会形式で行われ、米国を除く11カ国が参加した。 TPP閣僚会合後には、米国や中国、韓国などを加えた15カ国がアジア太平洋地域の貿易推進について協議。南米諸国はアジア市場に強い関心を示しており、地域の経済統合をめぐり議論した。(2017/03/16-01:07)
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