小３の 女児を亡くした父レェ・ アイン・ ハオさん（３４）と母グエン・ ティ・ グエンさん（３０）が１８日、 千葉県松戸市内の 自宅で報道陣の 取材に応じ、 娘を失った悲しみを語った。 見守り活動をしていた保護者会長…
小３の女児を亡くした父レェ・アイン・ハオさん（３４）と母グエン・ティ・グエンさん（３０）が１８日、千葉県松戸市内の自宅で報道陣の取材に応じ、娘を失った悲しみを語った。
見守り活動をしていた保護者会長が逮捕されたことについてグエンさんは「誰もこのような理不尽なことを望んでいなかった。安全を自分たちで守ることの難しさを感じた」。ハオさんは「子どもが通学中に事件に巻き込まれるとは思ってもいなかった」と話した。
部屋には線香の香りがたちこめ、女児の遺影の周りには花や果物が置かれていた。また、学校で遊ぶ女児の写真をたくさん貼り付けたボードが飾られていた。笑顔でピースをしたり、体操着で走ったりしている姿だ。同級生の親が事件後、女児の写真を集めて作り、贈ってくれたという。
ハオさんは事件について、「私たちがどんな悪いことをしたのか。なぜ娘にむごいことをしたのか」と訴えた。グエンさんは、茨城県坂東市で見つかった衣服について、灰色の上着など娘が着ていたものと警察で確認したことを明かし、「涙が止まらなかった。今でも目をつむると、娘が助けを求める声が聞こえてくる」と言葉を詰まらせた。（川嶋かえ）
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