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トランプ大統領就任100日 厳しい政権運営

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アメリカの トランプ大統領が就任してから100日となります。 トランプ大統領は、 TPP=環太平洋パートナーシップ協定からの 離脱など公約を実現する…
アメリカのトランプ大統領が就任してから100日となります。トランプ大統領は、TPP=環太平洋パートナーシップ協定からの離脱など公約を実現する一方、中東などからの人の入国を制限する大統領令は裁判所に執行を停止されるなど、厳しい政権運営も迫られています。 トランプ大統領はことし1月20日に就任し、29日で100日となります。これを前に、トランプ大統領は28日、ホワイトハウスで記者団に対し、「この100日の間にこれほどのことを成し遂げた大統領はいなかっただろう。非常に満足している」と述べ、成果を強調しました。 トランプ大統領は、公約として就任から100日間の行動計画を掲げており、それに基づいて、国内の雇用を守るためとしてTPP=環太平洋パートナーシップ協定から離脱したほか、空席となっていた連邦最高裁判所の判事に保守派のゴーサッチ氏を指名し就任させました。 しかし、テロ対策として、中東などからの人の入国を制限する大統領令は裁判所に執行を停止されたほか、メキシコとの国境沿いに壁を建設することは、建設費用や、メキシコ側の協力のめどがたっておらず、実現した公約は一部にとどまり、厳しい政権運営も迫られています。 また、オバマ前大統領が推進した医療保険制度改革、いわゆるオバマケアの見直しは、先月、いったんは議会で取り下げに追い込まれたものの、新たな代替案を用意して可決を目指しており、公約の実現に再び意欲を示しています。 外交面では、安倍総理大臣と首脳会談を行い北朝鮮情勢などをめぐって同盟国との連携を打ち出したほか、化学兵器を使用した疑いがあるシリアのアサド政権に対し、軍事攻撃に踏み切りました。 一方、アメリカのABCテレビなどが今月23日に発表した世論調査では、トランプ大統領を支持すると答えた人は42%で戦後の歴代大統領のなかで最も低い数字となっていますが、共和党内の支持層からは、依然として根強い人気も見られます。 今後、公約の実現を果たし、支持をつなぎとめられるか、トランプ大統領の真価が問われることになります。

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