スポーツ選手は、 自分の 中に「木」 を持っているの だと思う。 つらく苦しい練習を耐え、 試合でその 「木」 を真っ赤に燃やしていく。 燃やす「木」 がなくなったら引退だ。 まだ燃えそうな部分を残して辞める人もいるし、 燃え尽きるまで現役を続ける選手もいる。 どちらがいいというわけではない。 他人がどうこう言う問題ではないだろ
伊賀大記 [12日 ロイター] – スポーツ選手は、自分の中に「木」を持っているのだと思う。つらく苦しい練習を耐え、試合でその「木」を真っ赤に燃やしていく。 燃やす「木」がなくなったら引退だ。まだ燃えそうな部分を残して辞める人もいるし、燃え尽きるまで現役を続ける選手もいる。どちらがいいというわけではない。他人がどうこう言う問題ではないだろう。 フィギュアスケートの浅田真央(26)は、燃え尽きることを選んだ。ソチ五輪の後、世界選手権で最高の演技と結果を残しても止めなかった。「ハーフハーフ」の1年間を過ごした後、現役続行を決断した。 ──関連ブログ: 浅田真央は「笑顔」だったのか 「その時に選手生活を終えていたら、今も選手として復帰することを望んでいたかもしれません」(本人のブログより) 2度の五輪でつかめなかった金メダルを今度こそ取れると確信したわけではないだろう。しかし、自分の気持ちを納得させるためには、その道しかなかったのだ。 ケガもありトリプルアクセルが飛べなくなった。16年12月の全日本選手権では自己最低の12位に沈んだ。成績は出なかったので、外からはわからなかったが、もがきながら、浅田の「木」はメラメラと燃えていたのだと思う。 [12日 ロイター] – スポーツ選手は、自分の中に「木」を持っているのだと思う。つらく苦しい練習を耐え、試合でその「木」を真っ赤に燃やしていく。 燃やす「木」がなくなったら引退だ。まだ燃えそうな部分を残して辞める人もいるし、燃え尽きるまで現役を続ける選手もいる。どちらがいいというわけではない。他人がどうこう言う問題ではないだろう。 フィギュアスケートの浅田真央(26)は、燃え尽きることを選んだ。ソチ五輪の後、世界選手権で最高の演技と結果を残しても止めなかった。「ハーフハーフ」の1年間を過ごした後、現役続行を決断した。 ──関連ブログ: 浅田真央は「笑顔」だったのか 「その時に選手生活を終えていたら、今も選手として復帰することを望んでいたかもしれません」(本人のブログより) 2度の五輪でつかめなかった金メダルを今度こそ取れると確信したわけではないだろう。しかし、自分の気持ちを納得させるためには、その道しかなかったのだ。 ケガもありトリプルアクセルが飛べなくなった。16年12月の全日本選手権では自己最低の12位に沈んだ。成績は出なかったので、外からはわからなかったが、もがきながら、浅田の「木」はメラメラと燃えていたのだと思う。