優れたテレビドラマの 脚本と作家を選ぶ第35回向田邦子賞の 選考会が4日開かれ、 「毒島(ぶすじま)ゆり子の せきらら日記」 (TBS)を書いた矢島弘一さん(41)の 受賞が決まった。 複数の 男性との 交際におぼ…
優れたテレビドラマの脚本と作家を選ぶ第35回向田邦子賞の選考会が4日開かれ、「毒島(ぶすじま)ゆり子のせきらら日記」(TBS)を書いた矢島弘一さん(41)の受賞が決まった。 複数の男性との交際におぼれていく新聞社の女性政治部記者の日常を描いた作品。政治の派閥闘争や不倫を物語に盛り込みながらも、テンポの良い会話とコミカルな人物造形で軽妙な世界観を生み出した。 矢島さんは劇団東京マハロを旗揚げした演出家で、連続ドラマの脚本執筆は初めて。受賞後の記者会見で「私のような初心者が受賞するとは予想もしていなかった。これを機に勉強して脚本家としても良作を作っていきたい」と話した。 脚本家で選考委員の池端俊策さんは「ぶっちぎりの一等賞。現代にいそうなアイロニーに満ちた生き方をする若い女性をきちんと描いている」と評した。(小峰健二)
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