長年にわたってその 道一筋に打ち込んできた人や、 芸術やスポーツの 分野で功績の あった人などに贈られる「春の 褒章」 の 受章者が発表され、 将棋棋士の 佐…
長年にわたってその道一筋に打ち込んできた人や、芸術やスポーツの分野で功績のあった人などに贈られる「春の褒章」の受章者が発表され、将棋棋士の佐藤康光さんら７２２人と３２の団体が受章することになりました。また、女性の受章者が２１０人と、これまでで最も多くなりました。 ことしの「春の褒章」を受章するのは、人命救助活動で功績のあった人や団体に贈られる「紅綬褒章」が５人と４団体。ボランティア活動で功績のあった人や団体に贈られる「緑綬褒章」が１２人と２８団体。長年にわたって、その道一筋に打ち込んできた人に贈られる「黄綬褒章」が２０１人。芸術や文化、スポーツ、それに学術研究の分野で功績のあった人に贈られる「紫綬褒章」が１７人。公共の仕事で顕著な功績があった人に贈られる「藍綬褒章」が４８７人です。 また、女性の受章者は２１０人と、今の制度になった平成１５年秋以降で最も多くなりました。 このうち「紅綬褒章」は、おととし７月、北海道の苫小牧沖で起きたフェリー火災で、乗客や乗組員の救助に尽力した貨物船「北王丸」、いずれもフェリーの「シルバークィーン」と「すずらん」の乗組員らが受章します。 また「紫綬褒章」は、日本将棋連盟の会長で名人のタイトルを２期獲得するなどトップレベルの棋士の１人として知られる佐藤康光さんや、落語家で作品の情景や人物の心理を高い演技力で表現し国際交流などにも積極的に取り組んでいる柳家さん喬さん、バレエダンサーで新国立劇場の開場記念公演で主演するなど数々の舞台を務めた酒井はなさんらが受章します。 「春の褒章」の受章者は、来月１６日に皇居で天皇陛下からお言葉を受けることになっています。
