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核禁止条約交渉:決意、折り鶴に…被爆者ら手渡す

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【ニューヨーク竹内麻子】 国連本部で開催された核兵器禁止条約の 第1回交渉会議最終日の 3月31日、 会議に参加した被爆者の 藤森俊希さん(73)や長崎大の 学生らが、 会場を去る各国の 政府代表らに平和を願う折り鶴を手渡し、 条約成立への 思いを共有した。
【ニューヨーク竹内麻子】国連本部で開催された核兵器禁止条約の第1回交渉会議最終日の3月31日、会議に参加した被爆者の藤森俊希さん(73)や長崎大の学生らが、会場を去る各国の政府代表らに平和を願う折り鶴を手渡し、条約成立への思いを共有した。
国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)の発案で、ナガサキ・ユース代表団の長崎大3年、光岡華子さん(21)は「みんな笑顔で受け取ってくれた」と語った。藤森さんは「核兵器をなくすという決意を、折り鶴を見るたびに思い起こしてもらえればと思う」と話した。
ICANは会期中、日本など交渉に参加していない国の席に折り鶴をおいたり、「WISH YOU WERE HERE(あなたがここにいれば)」というボードと非参加国の旗を持った写真をSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に掲載したりするキャンペーンを展開し、多くの国に参加を呼びかけていた。
会議初日の27日に演説した藤森さんは「私たち市民社会に大きな期待が寄せられているのは間違いないので、それに応える活動をしていかなくてはならない」と決意を語った。

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