北朝鮮が21日に弾道ミサイルを発射したことを受け、 国連安全保障理事会は23日午後(日本時間24日未明)、 米ニューヨークの 国連本部で緊急会合を開いた。 2週連続の 発射への 非難で各国の 足並みはそろったが、 …
北朝鮮が21日に弾道ミサイルを発射したことを受け、国連安全保障理事会は23日午後(日本時間24日未明)、米ニューヨークの国連本部で緊急会合を開いた。2週連続の発射への非難で各国の足並みはそろったが、日米などが制裁強化を模索する中、北朝鮮の友好国・中国は対話重視の姿勢を鮮明にした。新たな圧力強化策では一致せず、目立った進展はなかった。 非公開の会合後、中国の劉結一・国連大使は記者団の質問に異例の長さで応じ、「(北朝鮮との)対話そのものが大変重要。なぜなら朝鮮半島の非核化に向けた努力を振り返れば、全てが対話の結果として達成できたからだ」と強調。その上で「現状で対話しない理由はない。政治的な意思が必要だ」とも主張した。 また、劉氏は「過去の制裁決議の措置は着実に履行されるべきだが、同時に緊張緩和にも努めるべきだ」と述べた。圧力強化をめざす日米や英仏などとの溝が明らかになった格好だ。 一方、日本の別所浩郎・国連大…