中国税関総署が8日発表した4月の 貿易統計によると、 輸出と輸入ともに予想以上に伸びが鈍化した。 国内外の 需要低迷とコモディティー価格の 下落が背景にある。 4月の 輸出はドル建てで前年比8.0%増と、 伸び率はロイターがまとめた市場予想(10.4%)を下回った。 輸入は同11.9%増。 こちらも、 伸び率
[北京 8日 ロイター] – 中国税関総署が8日発表した4月の貿易統計によると、輸出と輸入ともに予想以上に伸びが鈍化した。国内外の需要低迷とコモディティー価格の下落が背景にある。 4月の輸出はドル建てで前年比8.0%増と、伸び率はロイターがまとめた市場予想(10.4%)を下回った。 輸入は同11.9%増。こちらも、伸び率は市場予想(18.0%)に届かなかった。 4月の貿易収支は380億5000万ドルの黒字。市場予想は355億ドルの黒字だった。 3月の輸出は16.4%増、輸入は20.3%増、貿易黒字は239億3000万ドルだった。 キャピタル・エコノミクス・チャイナのエコノミスト、ジュリアン・エバンス・プリチャード氏は「今年の世界経済の見通しは比較的明るく、輸出は底堅く推移するだろう」と指摘。 「ただ、輸入は逆風が続く見通しだ。特に、政策の引き締めは、今後数四半期、さらに内需の重しとなる」と述べた。 4月は原油、鉄鉱石、銅の輸入(数量ベース)が前月比で減少。先に発表となった4月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)も、6カ月ぶりの低水準だった。 4月の輸出はドル建てで前年比8.0%増と、伸び率はロイターがまとめた市場予想(10.4%)を下回った。 輸入は同11.9%増。こちらも、伸び率は市場予想(18.0%)に届かなかった。 4月の貿易収支は380億5000万ドルの黒字。市場予想は355億ドルの黒字だった。 3月の輸出は16.4%増、輸入は20.3%増、貿易黒字は239億3000万ドルだった。 キャピタル・エコノミクス・チャイナのエコノミスト、ジュリアン・エバンス・プリチャード氏は「今年の世界経済の見通しは比較的明るく、輸出は底堅く推移するだろう」と指摘。 「ただ、輸入は逆風が続く見通しだ。特に、政策の引き締めは、今後数四半期、さらに内需の重しとなる」と述べた。 4月は原油、鉄鉱石、銅の輸入(数量ベース)が前月比で減少。先に発表となった4月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)も、6カ月ぶりの低水準だった。