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弾道ミサイル発射 500キロ飛行、日本海に落下

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北朝鮮は21日午後4時59分(日本時間)ごろ、 同国中部の 平安南道(ピョンアンナムド)北倉(プクチャン)付近から東へ弾道ミサイル1発を発射した。 日本政府によると、 約500キロ飛行し、 北朝鮮東岸から東に約350キロの 日本の 排他的経済水域(EEZ)外側の 日本海に落下した。 米国などが北朝鮮に対して圧力を強める中、 核・ ミサイル開発継続の 意思に変化はないことを改めて示したとみられる。
北朝鮮は21日午後4時59分(日本時間)ごろ、同国中部の平安南道(ピョンアンナムド)北倉(プクチャン)付近から東へ弾道ミサイル1発を発射した。日本政府によると、約500キロ飛行し、北朝鮮東岸から東に約350キロの日本の排他的経済水域(EEZ)外側の日本海に落下した。米国などが北朝鮮に対して圧力を強める中、核・ミサイル開発継続の意思に変化はないことを改めて示したとみられる。
韓国軍当局によると、最高高度は560キロだった。稲田朋美防衛相は記者団に落下地点について「秋田県・男鹿半島から約700キロ、島根県・隠岐諸島から約400キロ」と述べた。
安倍晋三首相は首相官邸で記者団に「国際社会の平和的解決に向けた努力を踏みにじるもので、世界に対する挑戦だ」と強く非難。今月26、27両日にイタリアで開催される主要7カ国(G7)首脳会議(サミット)について「北朝鮮問題を主要な課題として議論したい。明確なメッセージを発出したい」と強調した。
首相は首相官邸で、国家安全保障会議(NSC)の関係閣僚会合を開催。政府は直ちに外交ルートを通じて抗議した。
米政府関係者は発射されたのが中距離弾道ミサイルで、北朝鮮が2月に発射した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)技術を利用した固体燃料型の「北極星2号」と同様のシステムを使ったものである可能性が高いとの見方を示した。
2月に平安北道(ピョンアンプクド)亀城(クソン)付近から発射された北極星2号は飛距離500キロ、最高高度550キロで、これまでのところ最大射程は3000キロ程度と推定されている。北朝鮮は今月14日、亀城付近から新型中長距離弾道ミサイル「火星12」を発射したばかりだった。【遠藤修平、ソウル米村耕一】

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