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FBI長官を解任 司法省勧告受け

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【ワシントン高本耕太】 トランプ米大統領は9日、 連邦捜査局(FBI)の コミー長官を解任した。 トランプ氏はコミー氏本人に宛てた解任通知の 書簡で「司法省の 解任勧告を受け入れた」 と説明。 書簡に添付された司法省の 勧告は、 昨年の 大統領選で民主党候補だったクリントン元国務長官の 私用メール問題の 捜査で、 コミー氏が昨年7月に訴追に相当しないと発表したことなどを「誤り」 と批判している。
【ワシントン高本耕太】トランプ米大統領は9日、連邦捜査局(FBI)のコミー長官を解任した。トランプ氏はコミー氏本人に宛てた解任通知の書簡で「司法省の解任勧告を受け入れた」と説明。書簡に添付された司法省の勧告は、昨年の大統領選で民主党候補だったクリントン元国務長官の私用メール問題の捜査で、コミー氏が昨年7月に訴追に相当しないと発表したことなどを「誤り」と批判している。
コミー氏は、ロシアのサイバー攻撃を巡るトランプ陣営とロシア政府の接触についても捜査を進めていた。このため、米メディアはコミー氏の解任を、1973年にウォーターゲート事件の渦中にあったニクソン大統領(当時)が捜査を指揮する特別検察官を解任して権力乱用を批判された件になぞらえ、「『土曜夜の虐殺』に匹敵する」(ニューヨーク・タイムズ紙)と一斉に報じている。今後この問題を巡って、メディアのトランプ氏批判が強まりそうだ。
トランプ氏は「FBIが国民の信頼を取り戻し法執行の務めを果たすため、新たなリーダーシップが必要だ」として後任の人選を急ぐ考えを示している。
トランプ政権とロシアを巡っては、選挙中の不適切な接触疑惑が相次ぎ浮上。対露制裁の解除をロシア側と協議したことなどを巡りフリン前大統領補佐官が辞任に追い込まれている。

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