【シンガポール時事】 マティス米国防長官は3日、 シンガポールで開催中の アジア安全保障会議で演説し、 核開発を進める北朝鮮について「われわれすべてにとって脅威だ」 と非難し、 核・ ミサイル政策を放棄するまで外交、 経済的圧力をかけ続ける考えを示した。 〔写真特集〕北朝鮮の
【シンガポール時事】マティス米国防長官は3日、シンガポールで開催中のアジア安全保障会議で演説し、核開発を進める北朝鮮について「われわれすべてにとって脅威だ」と非難し、核・ミサイル政策を放棄するまで外交、経済的圧力をかけ続ける考えを示した。
〔写真特集〕北朝鮮の軍事力~知られざる実力~
長官は、弾道ミサイル発射など最近の北朝鮮の行動は、大陸間弾道ミサイル(ICBM)などの獲得という明白な意図があり、「国際法違反であるのは明らかだ」と批判。中国がこの問題の解決に関与していることを「勇気づけられる」と評価した上で、「中国が北朝鮮を『財産』ではなく『負債』と認識することを信じている」と述べた。 一方、南シナ海問題については、領有権などをめぐる中国の主張が退けられた昨年7月の国際仲裁裁判所の判決には法的拘束力があり、「当事国は起点とするよう求める」と強調した。 その上で、中国は軍事拠点化を進め、国際法に従わない姿勢を示しており、他の当事国とは明らかに異なる行動を取っていると指摘。「われわれは人工島の軍事化に反対する。一方的な現状変更は認められない」と中国を強く批判し、今後も「航行の自由作戦」を継続する方針を示した。 また、「米国はアジアの平和と繁栄を確実にするため、他の諸国と共に行動を続けていく」とも述べ、日韓などの同盟国を基軸にアジアへの関与を継続する考えも明確にした。(2017/06/03-11: 47) 関連ニュース
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