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1年半ぶり、一時2万円回復

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2日の 東京株式市場は、 前日の ニューヨーク市場で株価が最高値を更新したことを受け、 強気の 姿勢に転じた投資家による買い注文が先行した。 日経平均株価は一時、 前日終値比200円以上上昇し、 2万円を超えた。 取引時間中の 2万円台は、 2015年12月2日以来、 約1年半ぶり。 午前10時現在は、 同231円43銭高の 2万91円46銭。
2日の東京株式市場は、前日のニューヨーク市場で株価が最高値を更新したことを受け、強気の姿勢に転じた投資家による買い注文が先行した。日経平均株価は一時、前日終値比200円以上上昇し、2万円を超えた。取引時間中の2万円台は、2015年12月2日以来、約1年半ぶり。午前10時現在は、同231円43銭高の2万91円46銭。
米国では、1日発表の米国内雇用情勢についての民間調査結果が市場予想を大きく上回り、景気の先行き懸念が大きく後退。株式市場でもダウ工業株30種平均の終値が最高値を更新した。米景気の拡大を見込みドルを買い、円を売る動きが強まり、東京外国為替市場では、午前9時ごろに前日比約40銭円安の1ドル=111円40銭台まで円安・ドル高が進んだ。その結果、日本株式市場でも業績改善が期待できる輸出企業を中心に幅広い銘柄が買われた。
日経平均は15年12月に2万円台をつけた後は、中国経済の減速や欧州政治の不安定化などを受けて一時低迷。16年11月に米大統領選でトランプ氏が勝利すると、大規模な財政出動への期待から世界的に株価が上昇したが、17年4月ごろからはトランプ氏の政策実行力に疑いが持たれ、北朝鮮などを巡る国際情勢の緊迫も加わり、1万8000~9000円台で足踏みしていた。
野村証券投資情報2課の沢田麻希課長代理は「国内企業の業績は堅調。円安基調を保てれば、株価の上昇余地はまだある」と話した。【岡大介、松本尚也】

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