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中国 劉暁波氏を米独の医師が診察 適切な治療アピールか

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中国で服役中にノーベル平和賞を受賞し、 がんを患って仮釈放された作家の 劉暁波氏について、 中国の 病院は、 アメリカとドイツの 医師が8日、 診察を行っ…
中国で服役中にノーベル平和賞を受賞し、がんを患って仮釈放された作家の劉暁波氏について、中国の病院は、アメリカとドイツの医師が8日、診察を行ったと発表し、適切な治療が行われていることをアピールする狙いもあると見られます。 中国で、共産党の一党支配を批判するなどして有罪判決を受け、服役中にノーベル平和賞を受賞した作家の劉暁波氏は、末期の肝臓がんを患って先月仮釈放されたあと、東北部・瀋陽の病院で治療を受けています。 病院は、8日にアメリカとドイツの医師2人が病院を訪れ、中国の医療チームと共同で診察を行ったことを写真とともに発表し、医療チームはがんは全身に転移していて終末期にあると指摘したとしています。 また、アメリカとドイツの医師は劉暁波氏を出国させて治療したいと申し出たということですが、中国側が「これ以上の治療方法があるのか」と問うと、両国の医師は「これ以上の方法はない」と返答したとしています。 ただ、情報はホームページで一方的に公開されるのみで、病院周辺には私服姿の当局の関係者と見られる人が配置され、海外メディアの取材などに神経をとがらせていました。 中国が反体制的だと見なす人物の治療のために外国の専門家を受け入れることは異例で、劉暁波氏に対して適切な治療が行われていることを国内外にアピールする狙いもあると見られます。

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