24日の 東京外国為替市場で円相場は3日ぶりに反発した。 17時時点は1ドル=109円26~29銭と、 前日23日の 同時点に比べ16銭の 円高・ ドル安だった。 米政治情勢の 先行き不透明感を背景に円買い・ ドル売
24日の東京外国為替市場で円相場は3日ぶりに反発した。17時時点は1ドル=109円26~29銭と、前日23日の同時点に比べ16銭の円高・ドル安だった。米政治情勢の先行き不透明感を背景に円買い・ドル売りが先行した。ただ、10時前の中値決済に向けては国内輸入企業の円売り注文が出たほか、機関投資家の一角がまとまった規模で円売り・ドル買いを進め、円の上値を抑えた。 欧州の取引時間にあたる夕方に入ると円の上げ幅はさらに縮小した。時間外取引で米長期金利が上昇(債券価格が下落)し、日米の金利差が拡大するとの観測が円売り・ドル買いを促した。 9~17時の円の高値は108円91銭近辺、安値は109円36銭近辺で値幅は45銭程度だった。 円は対ユーロで小幅に続伸した。17時時点は1ユーロ=129円85~88銭と、前日の同時点に比べ06銭の円高・ユーロ安だった。対ドルでの円相場にほぼ足並みをそろえた。10時前の中値決済に向けては、円は対ユーロでも国内輸入企業や投資家からの売りが活発となり、一時下げに転じる場面もあった。 ユーロは対ドルで反発した。17時時点は1ユーロ=1.1791~95ドルと同0.0010ドルのユーロ高・ドル安だった。米政治懸念を背景に対ユーロでもドルは売りが優勢だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕